なぜかカリスマのリー・モーガン

カリスマ

カリスマ

おお、なんとサイケ調のイラスト!!イイ仕上がりです。
このリー・モーガン、なんとなく昔の落語家の某先生に顔が似てる。
見開きのジャケットデザインだったんでしょうね。
裏返すとイラストの延長に、トランペットもサイケに描いてある。
カリスマってタイトルは、なんだか凄い。
モダンジャズも1966年にもなると、成熟を感じます。
その分テンションは低かったりします。8ビートのせいかな。
でも、完成度高いですね。リラックスしてイイ感じです。
この頃になると、録音もかなり良くなってます。
1曲目、「ヘイ・チコ」
モーガン、ねばっこいメロディーで序盤作戦勝ち、名人芸のカリスマ。
ジャッキー・マクリーン、上質の醗酵食品のごとく美味しいソロ。
乳酸菌効いてて、お腹にもイイ。
ハンク・モブレーのソロ、なかなか良い。変にジョー・ヘンダーソン入ってる吹き方。
一応ハマってるから、グッドグッド。
B面1曲目、「スイート・ハニー・ビー」は、デューク・ピアソンの名曲。
彼の同タイトルのアルバムは、ブルーライト・ヨコハマにインスピレーションを与えたけど、このアルバムのモーガンは、歌謡曲っぽいソロを披露。この曲ではモブレーはジョーヘン忘れて、いつものモブレー。
シダー・ウオルトンも、さっぱりとまったりがブレンドされた美味しいピアノ。
それにリズム隊が、ポール・チェンバースにビリー・ヒギンズだから、しっかりとした仕上がりです。