素直が一番の矢野沙織

02

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これは、めっちゃ良いです。
感じた事を素直に音にしている感じがします。
それは、今時のジャズミュージシャンに欠けているポイントです。
今時のジャズメンは、秀才っぽいです。
秀才だから上手いなあと思えても、入魂感が足りません。
今、大事なのは、余計なこと考えなくて、スピリットのおもむくまま、
感じるままに音楽を奏でることです。
昔々、ジャズの巨人達が、そうしたようにね。
今時の男はダメです。
論理性勝ち過ぎなので、秀才ジャズやっちゃうのですよ。
その点、女性は良いです。
巫女さんだもん。
音楽のコアは論理じゃないんだね。
感性なんだよね。
バードも、アメイジングサッチモも、
自分の音楽を、自分の歌い方でやっていただけだと思います。
矢野沙織に、そういうものを感じるんだね。
それで好いんだね。
インプロバイザーって、そういうことだと思う。

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醸造されてなめらかなホレス・シルバー節

ジャズ・ハズ・ア・センス・オブ・ユーモア

ジャズ・ハズ・ア・センス・オブ・ユーモア

最近のホレスシルバーも良いなあ。
といっても1999年の一枚。20世紀最後のシルバー。
他のメンバーは若手ばっかり。
若手といっても、けっこう年期入ってる風情の面子です。
ホレスシルバー節は、ますますなめらかって感じですね。
ネアカジャズだなあ。こういうのがジャズで一番好きかも。
リラックスしてます。
鼻歌みたいだね。そりゃ言い過ぎかなぁ。
力作でも、意欲作でもないところがイイ。
イラスト使いの、なかなか楽しいデザインですね〜。

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聴く度にやっぱしイイな!のハンク・モブレー

最高のメンバーだ。
トランペットがフレディ・ハバードなのが良いんだね。
ブルーノートだと、モーガンが入ることが多いけど、
モーガンは濃すぎて、薄味のモブレーがかすんじゃう。
フレディは、そのコンボのコンセプトに、ぴったし合わせられる実力者。
フリーっぽいのも平気でこなすけど、よく歌うのが彼らしさ。
モブレーのCDなのに、つい、サイドメンの話になっちゃうのも、
モブレーらしさだったりして。

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ソング・フォー・マイ・ファーザー

ソング・フォー・マイ・ファーザー

ソング・フォー・マイ・ファーザー

写真はホレス・シルバーのお父さんなんでしょうね、きっと。
アカの他人だったら怒りますよ。
Cover Photo of John Tavares Silver って書いてあるから、やっぱ親父さんですね。
微妙に焼けて色落ちした感じの写真がイイ風合いです。
タイトルチューンが、もうスバラシイ名曲!
メロディー覚えるとつい口ずさみたくなります。
昔、レコード屋でバイトやってたことがあります。
そこの店長はジャズ雑誌にレコード評を書くくらいの人だったけど、売りもののこのレコードをよくかけていたっけ。一曲目聴くとすぐ針を上げていた。せっかちだね。
後になって、自分で買って聴いてるけど、他の曲も素晴らしい楽曲、素晴らしい演奏です。

レコード評には、だれも書かないけど、録音機材の不調か、テープが正常に回転してない感じ。
あきらかにふらふらした音で収録されている。ヴァンゲルダーさんとしては、一生の不覚か?

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クレオパトラの夢

クレオパトラの夢

クレオパトラの夢

バド・パウエルの書いた楽曲は、こんなにも美しいのか、素晴らしいのか、個性的なのかと、あらためて思う一枚。
デヴィッド・ヘイゼルタインという人は、よく知りませんでしたが、ピアニストとしては、バド・パウエルと真逆の個性の人。ポロンポロンと鈴でも転がす感じ、真逆だからこそすごく楽しめたし面白かった。ヘイゼルタインさん、ソロの部分はそれほど強い個性を感じないけど、気持良くジャズを聴かせるセンスは素晴らしい。トリオとしてのまとまりもサスガ。ジャケットにヌードを使ったのも成功している。すっかり愛聴盤です。
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クリス・コナーの名唱

バードランドの子守唄

バードランドの子守唄

ご存知、バードランドの子守唄。
最近1000円で買えるんですね。
それにしても、素晴らしいジャケットです。
か〜っと口を空け、まさに熱唱という感じです。
クリス・コナーといえば、なんかひたすらこの顔です。
もうひとつの名盤「ジス・イズ・クリス」です。
ジス・イズ・クリス

ジス・イズ・クリス

  • アーティスト: クリス・コナー,ジョー・ピューマ,ミルト・ヒントン,ラルフ・シャロン,ハービー・マン,カイ・ウィンディング,J.J.ジョンソン,オシー・ジョンソン
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/12/21
  • メディア: CD
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ここでもか〜っと口を空けてます。
もう一枚のベツレヘム盤の「クリス」でもさらに、わ〜っと口を空けてます。
アマゾンにジャケ写付きがないので、こちらをどうぞ。
「クリス」の場合、ここまでくると叫びまくるホラー映画のヒロインみたいです。
名盤3枚を順繰りで聴いていると、しまいにはクリス・コナーといえば、口空け顔しか脳裏に浮かばなくなります。
ジャケット的には50年以上口を空けっぱなしですね。
くだらないこと書いてますが、内容はいずれもホントに素晴らしいヴォーカルアルバムです。
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癒されて好い気分になれるプレイ・ガーシュイン

プレイ・ガーシュウィン

プレイ・ガーシュウィン

先日、友達と飲んだ時、立ち寄った新宿のHMVでの安売り880円。
さらに15%引き。セールです。外盤だよ。
このジャケットのドローイングは絶品だ〜!
素晴らしいイラストレーション。
中味はといえば、ストリングスとの共演が実に癒されます。
オスカー・ピーターソンも適度にピーターソン節やってます。
フランコはまさにこれが、デフランコ節なんでしょうね。
すべてガーシュインナンバーです。
好い気分になれます。
美味しかったね。
安かったしね。
はははははは。