コルトレーンのハードバップ

Soultrane

Soultrane

テナーサックスであります。ワンホーンアルバム。
ハードバップ時代のコルトレーンの傑作です。
2曲目の I Want To Talk About You は素晴らしい。
コルトレーンの全バラードのなかで、最高の演奏かもしれません。
この後に「バラード」という、今は超人気盤のアルバムをインパルスに残したけど、あれよりは甘さを押さえた演奏ですね。
一曲目の Good Bait はうねうねとしたミディアムテンポの曲。
コルトレーンも、いつものシーツ・オブ・サウンドでうねうねとしたソロで迫ります。
レッド・ガーランドのソロも、コルトレーンのフレーズを真似るかのように、うねうねと弾きます。
そのうねうね感が、さらに2曲目のバラードを引き立てているみたい。
他の曲もソウル入ってます。最後のRussian Lullaby などは超特急。
ピアノのレッド・ガーランドとベースのポール・チェンバースとは、マイルスのグループでも、当時は息の合ったメンバーですが、ここでも良い音出してます。
初心者お薦め盤ともいえる一枚です。