アート・ペッパーの全力投球盤

マイルス・デイビスリズムセクションアート・ペッパーの共演です。
その日の朝、オリン・キープニューズから電話でレコーディングを告げられたとのこと。
短時間でセッティングされたセッションが、歴史的名演になってしまいました。
ところで、西海岸のコンテンポラリーは、音が良いので評判のレコードレーベルです。
マイルスのリズムセクションですが、プレスティッジ盤で聴いている音と明らかに異なり、スケール感たっぷりの音。とくにフィリー・ジョーのドラムの音が、すごく生な感じに聴こえます。ポール・チェンバースのベースの音もコクがあります。
モノクロの映像から、カラーに変わった感じです。
そういえばコンテンポラリーはカラーのジャケットが多いですね。
しかもかなりビビッドな色も使ってます。
アート・ペッパーいつもよりかなりテンション高い演奏。
いろいろなところで語られている一枚なので、あまり書くこともありませんが、ピアノのレッド・ガーランドが、得意のブロックコードのソロを、ほとんどやっていないのはなぜでしょう。
このジャケットも好きです。ピンクのシャツが粋です。